ちぇるのウェイウェイブログ

仕事中や授業中など、何かをサボっている最低な人達への暇つぶしブログです

『南雲』

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これは僕がアルバイトをしていた時の話。


当時18歳だった僕は焼肉屋のキッチンでバイトをしていました。仕事内容は単純で、とくに忙しい訳でもなく平凡なバイト生活を送っていました。


そんなある日の出来事。


キッチンにいたのは、僕と1個下の南雲(なぐも)と部長の3人でした。


相変わらず忙しくなる気配はなく、部長は、僕と南雲にキッチンを任せ休憩室に入ってしまいました。


部長がいなくなったのを良いことに、南雲とユッケを盗み食いしていると注文が入りました。


なんてことない注文だったので、南雲と2人で調理に取り掛かっていると、南雲が口を開きました。


南雲
『……痛っ』



『どうした?』


南雲
『スマセンっ!包丁で指切っちゃいました』



『大丈夫か?』


南雲
『だ、大丈夫っす…』



+   
|| >+○ バタン


南雲は白目を向き倒れました。


な…南雲ーーーーーーっ!!!!


貧血?ねぇそれ貧血なの?なんなの?ねぇそれなんなの?



アワワ ヽ(´ω`;≡;´ω`)丿 アワワ


って、お…落ち着け。一旦、落着け俺。



スーハースーハー←深呼吸中

 


!!!!!


もしかして、これ、人口呼吸的なことですか?


18年間、恋人が出来た時の為に大事にとっておいた、僕のファーストキスを南雲に捧げろということですか?


この白目を向いて倒れている男が僕のファーストキスの相手なのですか(´;ω;`)?


絶対に嫌だーっ!!!!!


ってか南雲、息はしてるし。


その後、僕は白目を向いた南雲をしばらく眺めていました。


( ゚Д゚)ボーッ!!


と、その時、救世主がやって来ました。


『南雲ーっ(  д ) ゜  ゜ ナニゴトー?』


部長です。部長が休憩室から戻って来ました。


部長
『どうした南雲!?大丈夫か!!おい、休憩室に運ぶぞ!!』



『押忍』


返事だけは1人前の僕は部長と2人で南雲を休憩室に運び、何があったかを部長に説明しました。 そして、心の中でこう思いました。


『南雲よ、ユッケを口から出すなよ』


と。 そう、僕は南雲の心配よりも、ユッケを食っていたことがバレないかを心配していました。



~それから数分後~



目を覚ました南雲は少しぐったりしていましたが、すぐに良くなりました。ユッケもしっかり飲み込んでくれていたようで助かりました。笑


正直、部長が来てなかったら僕は何にも出来ていなかったと思います。


この出来事から10年経った今、僕も大人になりました。南雲にはこう言いたいです。


『ファーストキスは済ましたから、いつでも倒れて大丈夫だぞ!!』


と。笑



おしまい