『カンチョー』
3
これは僕が中学1年生の頃の話。
同級生のヤンキーが僕に、こんな勝負を持ち掛けて来ました。
ヤンキー
『ねぇねぇ、ジャンケンしようぜ』
同級生のヤンキーが僕に、こんな勝負を持ち掛けて来ました。
ヤンキー
『ねぇねぇ、ジャンケンしようぜ』
僕
『え?何で?』
ヤンキー
『負けた方が罰で田中に全力でカンチョーするの!良いべ?』
僕
『いや、無理っしょ。普通に殺されるっしょ』
ヤンキー
『いやいや、全然大丈夫だって!』
僕
『いや、絶対に大丈夫じゃないでしょ…』
あのね、田中って学年で3本の指に入るくらいのヤンキーなんですよ。中1にして暴走族と繋がりを持っている様な極悪人な訳ですよ。
そんな奴にね、戦闘力がたったの3と言われている僕がカンチョーとか絶対に無理っていう(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
小6までお母さんと一緒にお風呂に入ってた僕には絶対に無理っていう(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
しかも、ただのカンチョーじゃなくて、全力のカンチョーですからね。殺されるに決まってます。
なので、僕はヤンキーに言ってやりました。
『絶対にやらない!!』
と。
ただね、世の中そんなに甘くなかったんす。
ヤンキー
『はいっ、出っさなっきゃ負けよ~最初はグーっ!!』
もうね、これレイプに近いですよね。強引にも程があります。もう出すしかないじゃないですか?出さなきゃカンチョー決定ですから。笑
僕は覚悟を決めました。
ヤンキー・僕
『ジャンケンほいっ!!』
ヤンキー→(`Д´)


ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
まぢオワタ\(^0^)/
人生オワタ\(^0^)/
もうこうなりゃヤケクソです。勢いで行くしかありません。僕は両手を合わせカンチョーをする形を作り、田中に向かい走り出しました。
僕
『田中ぁあああああああああああああああ!!!!』
ズボッ!!
幸か不幸か僕の指は完全に田中のアナルを捕らえました。ホールインワンです。さすがの田中も悶えていました。
僕
『田中君、大丈夫(・∀・;)?』
やった僕が言うセリフではないのですが、一応言っておきました。
その後ですか?半殺しにされたに決まってるじゃないですか。
そらそうですよね。田中は何にも悪くないですもん。田中は立ってただけですから。笑
この罰ゲームは人生で一番辛かったやつですね。
あっ、あともう1つ、中学生の頃の出来事を思い出したので書きたいと思います。
当時、友達の机や教科書にイタズラ書きをするのが流行っていて、良く友達同士で嫌がらせの様にやっていた時期があったんですよ。
そんな下らない青春を過ごしていたある日の休み時間、マモルという奴が、僕の筆箱にサインペンで落書きをしていたんですよ。
『バカバカバカバカバカバカバカバカバカΦ(`∀´)カキカキ』
って。僕の中でね、このゲームは鉛筆でやるっていうルールがあったんですよ。もうこれはマナーじゃないですか?中学生のマナー。笑
だからね、僕は、
『あー、サインペンでやっちゃうんだ。へぇ、それありなんだ。ふーん』
と、マモルの席に向かい、筆箱を手に取り、サインペンで筆箱全面に『ちんこ』と書きまくってやったんです。
そしたらね、それを見たマモルがこう言う訳ですよ。
マモル
『それ、俺のじゃないんだけど………』
は、はい?
マモル
『それ、田中のなんだけど………』
なぬーーっ!!!!!
殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺されるされる殺される
と、とりあえず、田中に見つかる前に何とか解決策を考えねば!!
と頭をフル回転させていると、田中が僕の所へやって来ました。
田中の視界に『ちんこ』と書かれまくった自分の筆箱、そしてそれを書いたと思われるサインペン、そしてそれらを手に握っている僕が映し出されます。
もう逃げようがありません。僕は田中に言いました。
『ごめん……』
田中
『ウラーッ!!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;』
光の速度で蹴りがとんで来ました。その後ですか?だから、半殺しにされたに決まってるじゃないですか。笑
長々書いて来ましたが、僕がこの日記で何が言いたかったのかというと、こんな出来事も時が経てば笑い話になる……訳ねーだろバカヤロー!!!
ということです。
おしまい