『トイレに行かせて下さい』
僕が小学生の頃、学校でウンコをするとイジメられるというジンクスがありました。
まぁ、どこの学校もそうだったのでしょうけど。今の小学生もそうなのでしょうか?
これは忘れもしない小学3年生の3時限目の出来事。
その時、先生が何か急用が出来たとかで先生不在の中、クラスの皆で自習をしていました。皆が計算ドリルを解くさなか、僕が思うことは1つ。
『ウンコしてぇ………』
もうね、ドリル所じゃないんですよ。トイレの事で頭がいっぱいなんですよ。でもね、
『授業中に席を立つ=ウンコをしに行く』
な訳ですよ。もうこれはチビッコ界では常識なんですよ。笑
なので授業中のトイレは絶対避けたい訳ですよ。もう根性で授業が終わるまで我慢するしかない訳なんですよ。
でもねでもね、
まだ授業始まったばっかりっていう……事態は絶望的っていう……
僕は心を落ち着かせ、冷静にこの状況を分析しました。
・まず、このままトイレに行かなかったら確実にウンコ漏らす。
・しかし、授業中にトイレに行く事はちびっ子界ではNG。イジメが始まる。
・ただ、ウンコを漏らしてイジメられるなら、ウンコを漏らさないでイジメられる方が良い。
A.トイレに行く
僕はトイレに行くことに決めました。
きっと、猛スピードで済まし戻ってさえくれば『小便だって!!』の一点張りでイジメも避けられるだろうとの計算も含め。
僕は先生にクラスを任されている生徒会長の木下くんに言いました。
僕
『ちょっとトイレ行って来て良い?』
木下
『ダメ!』
僕
『え?何で?』
木下
『先生に自習中は教室から出るなって言われたからダメ!!』
いやいや、殺すぞと。木下殺すぞと。
僕
『いやいや先生そういう意味で言った訳じゃないし。トイレは良いでしょ?』
木下
『でもダメ!何かあったら俺が怒られるんだって!』
もうね、こちとら肛門がピクピクしてる訳ですよ。でもね、それを周りに察しられないようにしなきゃいけない訳ですよ。だって、設定は小便ですから。なので僕は木下くんと舌戦の中、30秒に1回の割合で、
『まじ膀胱爆発するから!!』
というセリフを使うようにしていました。我ながら策士です。
A.トイレに行く
僕はトイレに行くことに決めました。
きっと、猛スピードで済まし戻ってさえくれば『小便だって!!』の一点張りでイジメも避けられるだろうとの計算も含め。
僕は先生にクラスを任されている生徒会長の木下くんに言いました。
僕
『ちょっとトイレ行って来て良い?』
木下
『ダメ!』
僕
『え?何で?』
木下
『先生に自習中は教室から出るなって言われたからダメ!!』
いやいや、殺すぞと。木下殺すぞと。
僕
『いやいや先生そういう意味で言った訳じゃないし。トイレは良いでしょ?』
木下
『でもダメ!何かあったら俺が怒られるんだって!』
もうね、こちとら肛門がピクピクしてる訳ですよ。でもね、それを周りに察しられないようにしなきゃいけない訳ですよ。だって、設定は小便ですから。なので僕は木下くんと舌戦の中、30秒に1回の割合で、
『まじ膀胱爆発するから!!』
というセリフを使うようにしていました。我ながら策士です。
それでもトイレに行かせてくれない木下くんとのやりとりは続き、結果、
↑これもんです。
そう、オワタ\(^0^)/人生の始まりです。
その後、僕は休み時間になった瞬間に人気のないトイレに入り、トイレットペーパーでウンコを拭き取り、再びそのパンツを履きました(捨てるという発想がなかった)。
でね、帰らなかったんですよ、僕。笑
偉すぎますよね?(というか帰るという発想がなかった)
~そして先生が帰って来た4時限目~
『なんか臭くない?』
的な声がチラホラ聞こえ出す訳ですよ。もうね、思いましたよね。
神はいないのか?と。
友達の西根なんかは、
『先生!チェル君から変な臭いがするんです!!』
と言い出す始末。西根よ…。お前、刑事になれるぞ。幼いながらに思いました。
そんなこんなで、なんとかウンコを漏らしたことはバレずに(多分バレてましたけど)学校を後にする訳ですが、下校中に思う訳です。
『パンツどうしよう?』
と。そのまま履いて帰れば親にバレるし、捨てて帰れば、
『あんたパンツどうしたの?』
となるじゃないですか?いくら何でも『パンツ無くした』とは言えませんしね。笑
考えぬいた結果、僕はそのまま洗濯カゴに入れるという荒技に出る事にしました。上手くいけばバレずに済むと思ったんですよね。
まぁ、その日の夜、脱衣所から『ギャー!!』と絶叫する母ちゃんの声が聞こえたのは言うまでもないですけど。笑
バカな息子ですまん。
~そして先生が帰って来た4時限目~
『なんか臭くない?』
的な声がチラホラ聞こえ出す訳ですよ。もうね、思いましたよね。
神はいないのか?と。
友達の西根なんかは、
『先生!チェル君から変な臭いがするんです!!』
と言い出す始末。西根よ…。お前、刑事になれるぞ。幼いながらに思いました。
そんなこんなで、なんとかウンコを漏らしたことはバレずに(多分バレてましたけど)学校を後にする訳ですが、下校中に思う訳です。
『パンツどうしよう?』
と。そのまま履いて帰れば親にバレるし、捨てて帰れば、
『あんたパンツどうしたの?』
となるじゃないですか?いくら何でも『パンツ無くした』とは言えませんしね。笑
考えぬいた結果、僕はそのまま洗濯カゴに入れるという荒技に出る事にしました。上手くいけばバレずに済むと思ったんですよね。
まぁ、その日の夜、脱衣所から『ギャー!!』と絶叫する母ちゃんの声が聞こえたのは言うまでもないですけど。笑
バカな息子ですまん。
おしまい