『出会いは突然やって来る』
僕、休日に良くBMXの練習をしに海に行くんですよ。 ※BMXとは自転車でクルクル回ったりするスポーツです。
その日も、地元の練習場所で1人で練習をしていると、幼稚園児くらいのチビッコ2人に囲まれたんですよ。
『すげー!!』『もう1回やって!!』『最強じゃん!』
みたいな感じに。でね、まぁ別に減るもんでも無いんで、子供相手に技を見せてたらね、
『ねーねーお姉ちゃんも見て!!』
的な事を子供が言うんでね、チラリとそちらの方に目をやると、20歳くらいの女の子が1人で歩いてたんですよ。
女
『え?私???』
と、女の子の反応を見た感じ、チビッコとは全く関係のない人でたまたま1人で歩いてた様子。その女の子に『凄いから見てー!』とチビッコが勝手に声を掛けたみたいなんですよね。なので僕は、
『おいおい、お姉ちゃんが迷惑だろ!』
と心にも思ってない事を言いました。本音は勿論、
『いけー!!!もっと言うんだチビッコ達っ!!!』
です。笑
そして、僕の心の叫びが伝わったのか、
『じゃあ、お姉ちゃんも見てみようかなっ!』
という事になりました♡キャー!!
僕は、
『それじゃ見ててね(´・ω・`)』
とスカして言い、自分が出来る最大限の技をスカした顔で披露し、盛り上がった所で、トークを開始しました。
僕
『いくつなんすか?』
女
『あ、私は21歳です!』
僕
『あっ、俺よりも4つも下なんだね!』
チビッコ達
『ヒソヒソ(*´・Д・)(・Д・`*)』
女
『何話してるのー?』
チビッコ達
『お姉ちゃん達、結婚しちゃえば良いのにー!!』
僕、女
『はははっ(・∀・)』
なんなんですかコレ?
ねぇ…なんなんですかコレーーーーっ(´;ω;`)
恋愛白帯の僕は泣きました。とその時、
『おーいっ!そろそろ行くぞー!!』
とチビッコ達の親父さん登場。チビッコ達を連れて帰って行きました。
この瞬間、僕は気付きました。これは神様がくれたチャンスなのだと。この女、落とせるぞと。
だが焦ってはいけません。下心だけは出してはいけないのです。この後の誘い方は、
『もし良かったら、ご飯でも食べに行かない(´・ω・`)?』
が正解。別に無理なら良いですけど何か?的なニュアンスが大事なのです。僕は深呼吸をし、口を開きました。
『もし良かったら、ご飯でも食べに行かない?(´Д`*)ハァハァ』←無理だった。
女
『良いですよ』
この瞬間、僕の心の中の小人、7人の小チェル達が輪になり踊り出しました。
つづく
http://cheru1983.hatenablog.com/entry/2015/10/18/130937