『A子の恋』
あのね、僕の友達のA子ちゃんの話なんですけど、なんかね、恋しちゃってるんですって。重度の。
でね、その相手ってのが前田って奴なんですけど、一応、僕も知ってる奴なんですよ。って言っても数回会った程度なんで、知り合い止まりなんですけど…。
ちなみに、A子ちゃんと前田は、もう何回か2人でデートに行ったりしてるみたいで、話だけ聞くと良い感じなんですけど、なんかね、女癖が悪そうなんですって。前田の。
だからね、A子ちゃんは前田の友達とかに色々話を聞いたらしいんですけど、やっぱり良い話を聞かなかったらしく、悪い予感が的中してしまったらしいんですよ。
でもね、それでも目を覚まさないのが恋の病ってもんで、やっぱり諦めきれないんですって。なんとか物にしたいらしいんですよ。
そんなね、プレイボーイ前田をこの間、ゲーセンのメダルコーナーで発見したんですよ。女の子と2人で来ている所を。
罪な男ですよね。A子ちゃんがいるっていうのに…。
でね、向こうはこっちに気付いてなかったんですけど、その時は話し掛けに行かなかったんですよ。まぁ後でいーやー!ぐらいに思ってて、僕は席に着いてメダルゲームを初めたんですよ。
でね、その相手ってのが前田って奴なんですけど、一応、僕も知ってる奴なんですよ。って言っても数回会った程度なんで、知り合い止まりなんですけど…。
ちなみに、A子ちゃんと前田は、もう何回か2人でデートに行ったりしてるみたいで、話だけ聞くと良い感じなんですけど、なんかね、女癖が悪そうなんですって。前田の。
だからね、A子ちゃんは前田の友達とかに色々話を聞いたらしいんですけど、やっぱり良い話を聞かなかったらしく、悪い予感が的中してしまったらしいんですよ。
でもね、それでも目を覚まさないのが恋の病ってもんで、やっぱり諦めきれないんですって。なんとか物にしたいらしいんですよ。
そんなね、プレイボーイ前田をこの間、ゲーセンのメダルコーナーで発見したんですよ。女の子と2人で来ている所を。
罪な男ですよね。A子ちゃんがいるっていうのに…。
でね、向こうはこっちに気付いてなかったんですけど、その時は話し掛けに行かなかったんですよ。まぁ後でいーやー!ぐらいに思ってて、僕は席に着いてメダルゲームを初めたんですよ。
~15分後~
女の子と別々にゲームをやってたっぽい前田が女の子の所に戻って来たんですよ。『そろそろ行くー?』みたいな感じに。
僕はそれを遠目に見てたんですけど、明らかに様子がおかしいんですよ。なんかね、完全に僕に顔が見えないようにしてるんですよ。片手で顔を隠してるんです。笑
そう、前田は僕の存在に気付いていたみたいなんですよね。見つからないように顔を隠してるんです。もうそれはすぐに分かりました。そりゃそうですよね。A子ちゃんの友達の僕にそこは見られたくないに決まってますよね。前田的には見られたらA子ちゃんにバラされるって思ってるでしょうし。
前田の男心を悟った僕は携帯を手に取り、
『前田が女と2人でゲーセンにいる』
とA子ちゃんにメールを送信しました。笑
前田。お前は1回地獄に落ちた方がいいぜ!!
~2分後~
A子ちゃんから返信が来ました。
A子
『マジで?どんな子?』
僕
『メガネ掛けてる!』
A子
『可愛い?』
僕
『うーん。A子ちゃんと同じくらいかな!』
A子
『最低』
僕
『なんでよ?だって同じくらいなんだもん!』
A子
『前田くんが連れてるメガネ掛けてる子ってブスで有名なんだけど…』
(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
もうね、震えましたよね。まさかこんな展開になるとは思ってなかったんで。ってかブスで有名って。笑
とりあえず、慌ててメールを返します。
僕
『マジでごめん。今度ラーメンおごるから許して』
って僕の返し方w後から気付いたんですけど、この返しはブスを肯定しちゃってますよね。笑
この後、一瞬不穏な感じになってしまったんですけど、とりあえず、大丈夫そうでした。
この後、一瞬不穏な感じになってしまったんですけど、とりあえず、大丈夫そうでした。
ってか、良かれと思って送ったチクリメールなのに、物凄い裏目に出てしまいました。
ムカつくので今度、前田にあったら殴ってやろうと思います。笑
おしまい